第六日本宇宙軍重巡洋艦高尾37: 銀河ローマ帝国最大の危機・高尾撃沈五秒前
「銀河ローマ帝国最大のピンチである」
「敵が攻めてくるんだよね」
「しかも、防衛戦力はクーデター鎮圧に出払っているタイミングで、戦える有力艦はたった三隻しかいない。敵は十倍以上」
「それで勝てるのか?」
「ソン・トロワ侯爵が策を弄して巡洋艦高尾がそれを実行するのだ」
「どんな策だよ」
「それは読んでのお楽しみ」
「じゃあ、この巻の盛り上がりどころはどこ?」
「城岸副長の結婚」
「は?」
「結婚」
「それが銀河ローマ帝国最大の危機とどう関係するんだよ」
「結婚相手は敵のエージェントなので」
「えー」
「エージェントでえーというリアクションはダジャレということで、上手く終われましたな」
「えー」